活動報告 REPORT

2021.07.14 旧日本陸軍の輸送部隊「中国軍管区輜重(しちょう)兵補充隊」施設の被爆遺構 視察

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サッカースタジアム建設(広島市中区:中央公園広場)に伴う埋蔵文化財発掘調査で見つかった旧日本陸軍の輸送部隊「中国軍管区輜重(しちょう)兵補充隊」施設の被爆遺構を、市議会公明党で視察しました。

この場所は、広島への原爆投下で焼け野原となった後に、バラック小屋など(応急住宅)が建てられ、生活をしてきたところでもあり、その痕跡と混ざって様々なモノが出土してきており、ビー玉や貝殻などは、その時のものでないかと話されていました。

戦中、軍需品を運ぶための馬を飼っていた厩舎(きゅうしゃ)の基礎や馬の水飲み場の跡、その他水路跡など、歴史の地層を見た思いです。また、軍の施設ということで、銃や鉄製のヘルメットなども出土しているようです。今後、更に下にある江戸時代の跡も調査するとのことです。

被爆遺構は、高齢化した被爆者に代わる物言わぬ証言者です。市は、今後、しっかりと調査をし、戦前の歴史と被爆の痕跡を記録し、保存・活用していって欲しいと考えます。また、被爆の実相を伝える重要なものについては、確かなかたちで、保存・活用策が検討されていくように市議会においても、しっかり取り組んで参ります!

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