厚生委員会が開催されました。
所管事務の調査は下記でした。
(1) 広島県の「高度医療・人材育成拠点ビジョン〜みんなの病院構想〜」
(2) 市立保育園の園児死亡事案に係る対応について
私は、市立保育園の園児死亡事案に係る対応について、要望を述べさせて頂きました。
結果的に水辺の事故となったのは2次的な要素であり、今回の事故の本質は、園児が越えることがないと思っていた境界線の構造物を越えたことにあること、その本質を見誤らないこと。
また、その本質に対して極端な対策(風や音も通さないような強靭なフェンスなど)は保育の環境に馴染まないことなど、副作用もあること。
対策は、境界線の構造物に加えてICTの活用など、複層的なセキュリティーの検討が望ましいこと。
また、それが園児の安全、保護者の安心、当該保育園は勿論、それ以外の園を含む多くの保育士や、将来的に保育士を目指す潜在的保育士の物理的・精神的な負担軽減に繋がることをお伝えして、前回に重ねてICTの活用(業務軽減・安全対策)をお願い致しました。
さらに、検討委員会のメンバーに保育の専門家だけではなく、危機管理、事故防止の専門家も加える検討もして頂きたいことをお願い致しました。
近視眼にならず、数年先を見る俯瞰した対策が必要です。
そのことが二度と不幸な事故を生じさせないことと、安心安全な保育環境の確保に繋がると思います。