今年も猛暑の中、77年目の原爆忌を迎え、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式が行われました。
全国の被爆者の人数はことし3月末時点で初めて12万人を下回り、11万8935人になり平均年齢は84・53歳となりました。
被爆者の高齢化が一段と進む中、被爆体験の継承は改めて大きな課題となっています。
今年の平和記念式典は、「被爆者・遺族席」に加えて、去年は設置されなかった「一般席」も設けられ、あわせて3500人あまりの参列。
式典には国連のグテーレス事務総長のほか、100を超える国の大使なども参列されました。
今年の式典はロシアによるウクライナ侵攻により、核の脅威を現実に感じながら迎えることになりました。
非常に残念でなりません。
時代を逆行することなく、この式典は毎年、犠牲になられた方々に深い祈りを捧げ、恒久平和の決意を改めて固めると共に、一歩ずつ確実な平和への前進の結果を持って迎える日になるように、我々は努力しなければなりません。