ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社の代表であり、聴脳科学研究所の所長である中石真一路氏から、「耳からはじまる介護・認知症予防への取り組み~加齢性難聴の早期発見とヒアリングフレイル対策~」というテーマについて学びました。
日本で難聴の方は、約1,430万人(Japan Trak 2018調査報告)で全人口の11.3%とのこと。
また、難聴には、伝音声難聴、混合難聴、そして、大きな声でも聞き取れない感音性難聴があるとのことで、例えば、音が聞こえるけど言葉が理解できないことや、「何度も聞くと悪いなぁ」などで、聞こえたふりをすることで周りは気づかず、認知症なのか難聴なのかわからないときがあるとのことでした。これは、要介護認定調査を行う際にも、どのような支援が適切か、とても重要なこととなります。
難聴の早期発見に取り組んで来られた中西所長は、言葉の聞き取り状態を簡易的に把握するアプリを開発提案し、「みんなで聴脳力チェック」を推進。現在、医療機関、介護施設、薬局、行政機関、個人で15,000 のダウンロードがされているとのことでした。
中石所長監修の短編映画
『気づかなくてごめんね』
https://youtu.be/8HgX4xeJLLk?si=waR7ofVt8b4EGCum
(7分程度)